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幸村研究所 仏道研究

 

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【平安の道】PDF版 500円
 -昭和41年10月版

目次

緒言
其一 帰依の対象 久遠釈尊
其二 教典 法華経
其三 自力と他力、在家仏教
其四 六つの行受・椿・読・調・書写・解説
其五 因縁の解消と先祖の供養
其六 心の修養安楽行
其七 平安の心、幸福の道
其八 日本と世界の在り方
其九 結言

緒言
 ○仏教は「お釈迦様」を開祖としている。此の「お釈迦様」は一般的には、印度の「悉多太子」が修行せられ「成仏」せられ、「釈迦牟尼仏」・「世尊」・「釈尊」等と尊称せられている聖人その人を指している。然るに妙法蓮華経(略して妙法華経または法華経)には「汝等諦かに聴け、如来の秘密神通の力を。一切世間の天・人及び阿修羅は、皆今の釈迦牟尼仏、釈氏の宮を出でて伽耶城を去ること遠からず道場に坐して阿耨多羅三藐三菩提を得たりと謂えり。然るに善男子、我実に成仏してより己来、無量無辺百千寓億那田他劫なり」(如来寿量品第十六)と明示せられている。即ち久遠の昔より既に「釈尊」が実在せられていることを示されている。寿量品の偈には更に「我仏を得てより来経たる所の諸の劫数 無量百千萬 億載阿僧祇なり常に法を説いて 無数億の衆生を教化して仏道に入らしむ」と説かれている。「釈尊」には「偉大なる実在」の一つの「霊」が加わっていることを示していると思う。此の霊は

 「久遠の釈尊」と名づけられている。所謂印度の「釈尊」は、悉多太子と云う実在の人(後に「仏陀」と尊称せられる)に此の「久遠釈尊」と云う大きな霊の力がプラスされたものと見るべきである。
「仏陀」滅して二千五百年、肉体は滅しても「仏陀」の霊は今に実在している。「久遠釈尊」と云う霊は勿論不滅である。「衆生を度せんが為の故に 方便して涅槃を現す 而も実には滅度せず」 と寿量品にも説かれている。

 ○現在の仏教は印度に始まり中国に伝ってお経が漢訳され更に日本に移って其の真姿の一端が具現せられたが、明治以降は急に力を失ってきている。新しい時代に滴合する為「新仏道」と云う言葉を使ったが、其の本質は久遠の昔にさかのぼって本然の姿を改めて呼び起し起こしつゝ現実の世界に及ぼさんとするものである。即ち「久遠釈尊」の実在を認識して之に帰依しようとする考え方である。

 ○「久遠釈尊」の「目的」は「一切衆生を救う」にある。即ち「久遠釈尊に救われる道」であり、進んでは此の大目的に参与する道でもある。 救われると云うこと、救うと云うことは現世に於て来世に於て「平安の道」を歩むと云うことである。終局的には「成仏」と云う表現の境地に入ることである。自分だけ救われようとしても、周囲も救われなければ平安の道は歩めない。日本の平和更に世界の平和の具現が望まれ所以でもある。

 ○此の本は「新仏道」の入門書でもあり奥義を兼ねた算の書でもある。

昭和四十一年十月二日 晃法 識


【これからの道】PDF版 500円
 -昭和45年4月版

目次

緒言
其一 健康
其二 家光本
其三 平安
其四 自他
其五 天地融合
其六 永遠の生
むすび

緒言
 昭和卅七年に「仏教と易学」と云う小冊子を発行したが、売切れた。再版しようとしたが、訂正したい所もあるので、何遍も原稿を書き直して、やっとこの小冊子の発刊となった。内容は随分と変化したものである。それだけ編者が成長したものと考えて頂ければ幸甚。

 世界は進歩したように見える。確かに科学は進歩して月にまで達した。然し武器が進歩した為にその惨害も極点にまできた。また科学の進歩に精神文化を忘れ、大自然の恩恵も霊の偉大な存在も重箱にしまって、悪智慧や不道徳を横させて、寧ろ住み難い世の中にしているようだ。

 人間の再認識、精神の正しい在り方が進歩した機械の陰に唱えられ始めた。「これからの道」は、科学の正しい運用であり、心の善なる導きである。然し科学を頂点にし戦を事としてきた西洋の近代文明では、この心の救いを見つけのはむつかしい。
  東洋の精神文明が注目され始めている。易学と仏教が再認識され登場すべき秋である。然しこれからの道には、易学も仏教も新しい装いが必要となる。「天道・仏道」と一段と飛躍させた所以である。而もこの天道・仏道を現世の文明や道徳と融合させねばならない。天道・仏道が個人の完成幸福のみを目ざすだけでなく、家庭の幸福・国家の建設更には世界人類の平和幸福に結びつくものと飛躍させねばならない。

  「これからの道」と大上段に振りかざした本の名であるが、結局は「天道・仏道・世道の融合」にある。わけても仏道の神髄、「法華経を身に体して世に処する」に帰する。

 天候の大異変を身に感じつゝあるこの秋、この小冊子の意図する所をよく玩味して頂きたい。平安幸福なる世の実現の為に。

昭和四十五年三月 晃法 識